白アリと普通のアリと区別がつかないのですが?
「クロアリの羽アリ」と「シロアリの羽アリ」とは上の図のような違いがあります。特に、●胴体のくびれ●ハネの大きさ●触覚の形で見分けることができます。日本国内には16種のシロアリが確認されていますが、主に見られるものは以下の2種です。
<ヤマトシロアリ>
羽アリは黒褐色で、4〜5月に飛び立ちます。乾燥に弱いので、湿った木材を好み、建物の下部を中心に加害します。
年輪に沿って食害しますので、壁や床を押すとへこんだり空洞化したような音がします。
<イエシロアリ>
羽アリは黄褐色で、 6〜7月の特に夕方から夜にかけて飛び立ちます。木材の中や地下に大きな塊状の巣を作ります。
湿った木材だけでなく、乾いた木材も水を運んで湿らせながら加害するので、一旦被害を受けると建物全体が大変な損害を受けます。
※ちなみに.シロアリはアリといっても分類学的には一般のアリとは違い、生態はゴキブリに近く目は退化して全く見えませんが、分泌物フェロモンを頼りに行動しています。 |